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大谷石地下採掘場跡 ロケハンレポート

「実在する場所を舞台として描きたい」というスタッフの意志の元に制作されている『喰霊-零-』だが、第8話で黄泉と冥が戦っていたのも、「大谷石地下採掘場跡」という実在する場所である。ここに、ロケハン時の写真を紹介する。
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大谷石地下採掘場跡は、栃木県宇都宮市大谷町にある、「大谷石」という石材を掘り出していた場所である。 石が切り取られたあとの、むき出しになった巨大な岩肌がそそり立っている。 この地では機械が使用できるようになる以前から、手作業で営々と石が切り出されてきた。 窓のように開いているのは、手掘りで掘り進んでいた時代に作られた横穴。写真
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大谷資料館。地下採掘場跡への見学用入り口があるほか、手堀り時代から機械化時代に至るまでの採石技術の変化と道具の解説、地下採掘場跡がどのように使われていたかの資料などを見ることができる。
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岩山から石材が切り出されていった結果、広さ2万平方メートル、深さ30メートルもの巨大な地下空間となった、地下採掘場跡。 ここは自然の防空壕となったため、第二次大戦中には中島飛行機の「四式戦闘機 疾風」のための地下工場が存在していた。
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閉鎖された地下空間が良い音響効果(音の響き方)をもたらすため、現在はコンサートも開催されているほか、映画『イノセンス』などでは映画音楽の収録にも利用された。
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地下は天然の冷蔵庫となっており、年間平均気温は7℃。冬の最低気温は2℃、夏でも13℃と、安定した低い気温になっているため。そのため地下採掘場跡は野菜や果物、ワインの貯蔵庫としても利用されているほか、政府米が保管されていたこともある。
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黄泉と冥が対峙した場所にあったオブジェ。
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地下には他にも幾つかのオブジェが展示されている。地下採掘場跡では、美術展などといったイベントも開催されているほか、教会もあって結婚式などが執り行われることもある。
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【大谷資料館 公式サイト】 ※リンク先はPC用のページですので、フルブラウザ環境での閲覧をお勧めいたします。


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本作品はフィクションであり、登場する人物、団体名等は実在するものではありません。
(C)2008瀬川はじめ/[喰霊-零-]製作委員会